ロシアの研究所で火災、天然痘保管 ウイルスなどの拡散はなしと発表

2019年9月19日 12:05

 旧ソ連時代に生物化学兵器の開発を行い、現在はウイルスの研究を行なっているロシアの「ベクター研究所」が爆発・炎上したことが報じられている(RTAFPTogetterまとめForbes JAPAN)。

 この研究所は世界に2箇所しかない、天然痘の貯蔵を行なっている施設の1つで(過去記事)、またHIVやエボラ熱、炭疽菌などのウイルス試料も保管されているという。この事故で建設作業員1名が火傷を負ったが、ロシア当局は迅速に消火活動が行われて建物に被害はなく、バイオハザードの恐れはないと発表しているが、過去にロシア政府は軍事実験施設での事故を隠蔽したこともあり、疑念の声もあるようだ。

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