NY為替:中東情勢悪化で有事のドル買い

2019年9月17日 06:28


*06:28JST NY為替:中東情勢悪化で有事のドル買い
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円78銭から108円17銭まで上昇して108円15銭で引けた。サウジ石油施設が攻撃されたことを受けて中東の地政学的リスクが上昇したほか、米国による対イラン軍事行動の可能性などを警戒した有事のドル買いが優勢となったほか、米中次官級協議が今週開催されることが明らかになると、米中貿易協議進展への期待もドル買い材料となった。ユーロ・ドルは、1.1036ドルから1.0994ドルまで下落して1.1003ドルで引けた。域内の金利先安感に伴うユーロ売りが優勢となった。

ユーロ・円は、119円03銭から118円69銭まで下落。中国の低調な経済指標が原油高に繋がり世界経済に影響を与えるとの懸念にリスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2468ドルから1.2399ドルまで下落した。英国の合意ない欧州連合(EU)離脱を懸念したポンド売りが再燃した。ドル・スイスは、0.9906フランから0.9940フランまで上昇した。《MK》

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