SBIホールディングスは地銀業界への新風が注目され戻り高値を更新

2019年9月10日 14:48

■島根銀行への出資発表を機にスルガ銀行などの地銀株が軒並み高い

 SBIホールディングス<8473>(東1)は9月10日の後場、14時30分にかけて5%高の2387円(102円高)前後で推移し、戻り高値を更新。取引時間中としては8月9日以来の2300円台を回復している。引き続き、9月6日付で島根銀行<7150>(東1)への出資を発表し、地銀業界にどのような新風を吹き込むかなどが材料視されている。

 9月6日付で、島根銀行が行う予定の第三者割当による普通株式およびA種優先株式のを引受け、出資後の議決権比率をSBIホールディングス20.92%、SBI地域銀行価値創造ファンド(追加型私募投信)13.08%とする計画を発表した。「地域金融機関の活性化を通じて地方創生に貢献」するプロジェクトの一環とした。

 島根銀行の株価は6、7日の2日間で一時的に40%近く急伸した。これを受け、10日も地銀株は軒並み堅調に推移。値上がり率上位をみると、スルガ銀行<8358>(東1)は7%高の439円(30円高)となっている(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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