公転周期の非常に長い系外惑星HR 5183 b、細長い楕円軌道が確認される
2019年9月2日 09:01
AC0x01曰く、
木星型の系外惑星「HR 5183 b」が離心率の高い楕円軌道を持つことを示すカリフォルニア工科大学などの研究グループによる研究成果が発表された(論文アブストラクト、 カリフォルニア工科大学のニュース記事、 soraeの記事、 軌道図解動画)。
HR 5183 bは木星の3倍ほどの質量を持つ天体で、巨大なガス惑星とみられている。特徴的なのはその軌道で、公転周期が45年~100年、軌道離心率が0.84の細長い楕円軌道を取る。これを太陽系にあてはめると、近日点が木星の内側、遠日点が海王星の外側となる。本来こうした長い周期を持つ惑星の軌道を知ることは難しいが、今回は2018年に主星に近づき、速度が急変したことで確認されたのだという。
通常の惑星形成で極端な軌道となることは考え難いことから、かつて同クラスの巨大惑星が近くに存在し、それをHR 5183 bが恒星系外に弾き出した結果、このような軌道になったと研究者は推測している。主星のHR 5183は20年以上にわたって観測されている。10年間は比較的速度が一定していたが、その後急速に加速。2018年には加速が止まり、その後減速していったことから惑星の近点通過が確認されたとのこと。
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