ゲリマンダーされた米選挙区の形を使用したフォント「Gerry」

2019年8月5日 07:58

米選挙区の「ゲリマンダー」をベースにしたフォント「Gerry」が公開された(公式サイトUgly GerryThe Next Webの記事)。

自党に有利になるよう選挙区の区割りを変更するゲリマンダーでは語源となった選挙区がサラマンダーのような形をしていたように、異様な形の選挙区になることも多い。Gerryはアルファベットのように見える下院選挙区の形をそのまま使用したものだ。ただし、「A (カリフォルニア3区+テキサス35区)」「B (オハイオ12区+オハイオ7区)」「R (オハイオ10区+ミシガン13区)」「X (カリフォルニア8区+カリフォルニア14区)」「Z (インディアナ8区+オハイオ8区)」については適当な形の選挙区がなかったようで、2つの選挙区を組み合わせるゲリマンダーが行われている。

大文字と小文字は同じ字形が割り当てられており、公式Twitterアカウント(@UglyGerry)では26文字それぞれの解説とともに、使用した選挙区の下院議員へメッセージを送っている。文字になった選挙区はオレゴン州が5選挙区で最も多く、カリフォルニア州とイリノイ州が4選挙区で続く。なお、「?」「!」「.」「,」「’」もそれらしい字形になっているが、特に説明はされていない。 

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