地上重力よりも高い重力下では神経細胞間の情報伝達効率向上か 過重力付加装置で実験
2019年7月10日 07:17
地上の重力よりも高い重力下では、人間の運動学習能力が向上することが実験で確認されたという(中部大学の発表)。
この研究は、中部大学工学部ロボット理工学科の平田豊教授によるもの。遠心力を利用し地上の重力の2倍の重力(2G)を実現する「過重力付加装置」を使い、この環境下で被験者に視界が約17度ずれる「プリズムゴーグル」を装着させた状態でタッチパネルを指で正確に操作する実験を行ったところ、1G下よりも2G下のほうが正確な操作ができるようになるまでの試行回数が少なくなったという。
平田教授によると、過重力によって神経細胞間の情報伝達効率が向上した可能性があるという。