Apple、新Mac Proの組み立てを中国で行う計画か

2019年6月30日 20:38

Appleが新Mac Proの組み立てを中国で行なう計画だとWSJが報じている(The Vergeの記事Ars Technicaの記事Mashableの記事Mac Rumorsの記事)。 現行のMac Proは2013年の発売当初から米国・テキサス州オースティンで組み立てられているが、テキサスでは必要な本数のネジが確保できず、中国から輸入することになったとThe New York Timesが今年1月に報じていた。これがMac Proの発売が遅れる一因となり、Appleが米国でiPhoneを組み立てる計画をあきらめる原因につながったという。 ドナルド・トランプ大統領就任以前からAppleに米国内での製造を求める政治的な圧力は強く、Appleは政治的メリットを選んでMacの組み立てを米国へ移動した。しかし米国内では十分な生産能力が確保できないため、Appleでは何年も前からアジアでの組み立てに戻すことを検討していたようだ。 WSJによるとAppleは上海に近い工場で新Mac Proを製造するよう、Quanta Computerと交渉しているという。Quantaの工場はアジアの他のサプライヤーと近く、コンポーネントを米国へ送るのと比べて輸送費も節約できる。これについてAppleはWSJに対し、新Mac Proは米国で設計・開発されており、米国製のコンポーネントも含まれるとし、最終組み立ては製造工程の一部に過ぎないなどと回答したとのことだ。 スラドのコメントを読む | アップルセクション | ハードウェア | アップル | アメリカ合衆国 | 中国

 関連ストーリー: 医療用のスマート輸液システム、LAN内から不正なファームウェアに書き換え可能な脆弱性 2019年06月21日 植込み型除細動器などの通信プロトコルに患者を攻撃可能な脆弱性 2019年03月23日 植込み型心臓電気生理学デバイス用プログラマーにリモートから患者を攻撃可能な脆弱性 2018年10月15日 建物への落雷で医療用の植込み型パルス発生装置が停止 2018年05月10日 ペースメーカーの脆弱性を修正するファームウェア更新が提供される 2017年09月03日 2014年内に史上初の「オンライン殺人」が起こる? 2014年10月10日 チェイニー元米副大統領、テロリストからの攻撃を懸念して植え込み型除細動器の無線機能を無効化していた 2013年10月20日 ペースメーカーをハッキングして過電圧を与えることができる脆弱性 2012年10月22日 通信機能を備えた心臓ペースメーカー、クラックされる可能性あり 2008年07月20日

関連記事

最新記事