生化学工業はイタリアで単回投与の関節機能改善剤「HyLink(R)」を新発売

2019年3月22日 14:33

■1回の投与で26週間の疼痛抑制効果を発揮

 生化学工業<4548>(東1)は、単回投与の関節機能改善剤「HyLink(R)(ハイリンク)」について、3月21日(現地時間)にMDM社(イタリア ロンバルディア州)を通じてイタリアにおける販売を開始した。

 「HyLink(R)」は、同社独自の架橋技術を用いて創製した架橋ヒアルロン酸ゲルを主成分とし、2018年6月にCE マーク認証を取得した単回投与の関節注射剤(変形性膝関節症を適応症とする医療機器)。高い粘弾性を持つ架橋ヒアルロン酸ゲルが膝関節腔内に長く残留するため、1回の投与で26週間の疼痛抑制効果を発揮する。

 MDM社は、神経内科領域や整形外科領域に強みを持ちイタリア全土に販売網を有する製薬会社であり、同社と2003年に独占販売契約を締結し、複数回投与の関節機能改善剤「SUPARTZ(R)」を販売している。

 イタリアのヒアルロン酸製剤市場は高齢者人口の増加に伴い、着実に拡大し続けていることから、「SUPARTZ(R)」に加えて新たに「HyLink(R)」を販売することで、市場における更なるプレゼンス強化を図る。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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