NY株式:NYダウ660ドル安、米中経済の減速を嫌気

2019年1月4日 07:00


*07:00JST NY株式:NYダウ660ドル安、米中経済の減速を嫌気
米国株式相場は下落。ダウ平均は660.02ドル安の22686.22、ナスダックは202.43ポイント安の6463.50で取引を終了した。アップル(AAPL)が中国市場での需要後退を理由に売上高見通しを下方修正したほか、12月ISM製造業景況指数が2008年以来の低水準となり、世界的な景気後退への警戒感から終日大幅下落となった。セクター別では、不動産や電気通信サービスが上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が下落した。

バイオ医薬品のブリストル・マイヤーズ(BMY)は、同業のセルジーンと740億ドルで買収合意したものの、財務負担を懸念され大幅下落。航空大手のデルタ航空(DAL)は、12月実績が予想を下振れたと発表し、軟調推移。アメリカン航空(AAL)やユナイテッド・コンチネンタル(UAL)なども下落。携帯端末のアップルによる業績下方修正を受けて、部品サプライヤーであるスカイワークス・ソリューションズ(SWKS)、コルボ(QRVO)が大幅下落となった。

昨年12月新車販売台数は、フィアット・クライスラー(FCAU)が増加した一方で、フォード(F)は減少した。ゼネラル・モーターズ(GM)に続き、フォードも月次での新車販売台数の販売をとりやめ、四半期毎の発表に切り替える。

Horiko Capital Management LLC《FA》

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