中国清華大学、軽量かつ強靭なカーボンナノチューブ由来の繊維を開発
2018年11月1日 22:46
taraiok曰く、 北京の清華大学の研究チームが、カーボンナノチューブ由来の非常に強靭な繊維を開発した(nzherald.co.nz、Slashdot)。開発者らによると、この繊維1立方センチメートル(1.6グラム相当)で「象160頭」に相当する800トン以上の重量を支えることができるという。
軽量かつ強靭な繊維の利用方法としては軌道エレベータがあり、軌道エレベータでの利用には30,000km以上の長さと7ギガパスカル以上の引っ張り強度が必要となる。このカーボンナノチューブ繊維は80ギガパスカルの引っ張り強度があるが、現在実現しているカーボンナノチューブ由来の繊維は最長70cmほどとのことで、その点ではまだ課題があるようだ。
また、軍事分野での利用も検討しているという。カーボンナノチューブを使ったフライホイールではリチウムバッテリの40倍のエネルギー密度を持つことが可能になると期待されており、高性能の蓄電システムと供給システムが求められるレールガンやレーザーキャノンなどの実現に繋がる可能性がある。とはいえ、フライホイール用途でも数キロメートルの長さのカーボンナノチューブが必要となるため、こちらも実現にはかなり時間が必要だと思われる。
関連記事
最新記事
- NVIDIAら、実機ロボットの研究開発を完全自動化するフレームワーク「ENPIRE」発表―AIが検証からコード修正まで実行
- Z.aiが「GLM-5.2」のオープンウェイトを公開、性能はClaude Opusに迫るもAPI経由のデータ送信に中国法上のリスク指摘
- 【内部リーク】Metaが数千人の技術者をAI訓練用のデータ作成に投入、社内からは「強制収容所」と自虐する不満が噴出
- 『R-Type Tactics I・II Cosmos』が6プラットフォームで海外発売へ―幻のPSP続編が16年越しに初の英語化
- ChatGPTのシェアが初の50%割れ、GeminiとClaudeが猛追――Sensor Tower調査