中国都市部でのキャッシュレス決済利用率9割以上は正しくないとの指摘
2018年10月31日 22:46
中国在住で中国の情報を日本に伝えているライターの山谷剛史氏が、「中国のモバイル決済利用率は98.3%」という報道は正しくないと指摘している(Togetterまとめ)。
この報道のソースは日本銀行が2017年6月に公表した「モバイル決済の現状と課題」というレポート。ここでは下記のように記載されているのだが、ここから「中国のキャッシュレス決済利用率は98.3%」という話が出たようだ。
都市部の消費者を対象に実施された調査によれば、回答者の98.3%が過去3カ月の間にモバイル決済を「利用した」と答えたとの報道(2016 年 5 月)もある。
この報道はFinacial Timesが中国の都市部住人1000人を対象にした調査結果を元にしたもので、さらにその集計方法についても不適切だったのではないかとも指摘されている。
なお、中国のインターネット利用者を対象とした調査ではモバイル決済の利用者は5億6600万人ほどと推定されており(ZDNet Japan)、ここから山谷氏は普及率について約43%ほどではないかと推測している。