【株式市場】まとまった売りが出て日経平均は9月27日以来の2万4000円割れ

2018年10月4日 15:15

◆日経平均は2万3975円62銭(135円34銭安)、TOPIXは1801.19ポイント(1.54ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億9002万株

 10月4日後場の東京株式市場は、午前中の花王<4452>(東1)やコーセー<4922>(東1)などの下げに続き、東京エレクトロン<8035>(東1)やファナック<6954>(東1)などが取引開始後に一段安となり、機関投資家や信託系ファンドなどによる売りが出ているとの見方があった。日経平均は13時にかけて187円70銭安(2万3923円26銭)まで下落。終値では9月27日以来の2万4000円割れとなった。10月2日にかけて1991年11月以来、約27年ぶりの高値に進んできただけに、目先は25日移動平均の水準になる2万3500円前後などへの調整があっても不自然ではないとの見方が出ている。

 後場は、アイ・エス・ビー<9702>(東1)やピクセラ<6731>(東2)が一段高となり、携帯電話各社が「5G」サービスを前倒しする方針と伝えられたことなどを材料視。JIG-SAW<3914>(東マ)は4日付で中国最大のパブリッククラウドを日本で提供するSBクラウドとのビジネスパートナー契約が注目されて活況高。ユニバーサルエンターテインメント<6425>(JQS)は復配や自社株買いの意向が注目され一段高。

 東証1部の出来高概算は15億9002万株(前引けは7億4943万株)。売買代金は膨れて3兆1077億円(同1兆3818億円)。1部上場2110銘柄のうち、値上がり銘柄数は1236(同1135)銘柄、値下がり銘柄数は800(同879)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けも21業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、銀行、石油・石炭、保険、卸売り、非鉄金属、海運、ガラス・土石、証券・商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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