米バーガーキング、すべてをAIが作ったという触れ込みの広告キャンペーン

2018年9月30日 22:41

米バーガーキングは9月27日、すべてをAIが作ったという触れ込みの広告キャンペーンを発表した(プレスリリースThe Next Webの記事AdAgeの記事)。 同社は現在、新しい深層学習アルゴリズムのベータ版をテストしていると主張。AIに新たな広告キャンペーンを作らせるため、従来のAgency of Record(広告代理店)からAgency Robotsに転換し、革新的なビジネスモデルを開発する「Project: AOR」を進めていると述べている。既にバーガーキングはAIによるCMのプレビュー版をYouTubeで公開しており、最終版のスクリプトを10月1日に公開予定だ。すべてをAIが作成したCMが全国ネットのテレビで放送されるのは初だという。 ただし、バーガーキング過去広告キャンペーンを考えると、すべてAIが作ったという今回の触れ込みも鵜呑みにはできない。バーガーキングのMarcelo Pascoa氏はAdAgeに対し、AIは人間による素晴らしいクリエイティブなアイディアを置き換えることはできないなどとコメントしているとのこと。 ボットにバーガーキングのCMを1,000時間見せてから書かせたというスクリプトは以下のような内容だ。YouTubeで公開されているCMとは一部異なる。   バーガーキングフードホテル内。2人の友達がワッパーを食べている。彼らは幸せだ。彼らは2人だ。彼らは永遠に生きる。      友達1: 僕はワッパーの味が大好きだ。      友達2: 僕は大きくなったらワッパーになりたい。      友達1: 僕は自分が医者じゃなくてワッパーだったらいいのにって思うよ。 バーガーの王が2人を見ている。彼は不気味だが、頭には王冠をかぶっているので問題ない。      友達1: 友達2、これはバーラップキングだ。      友達2: 僕はもう大人になったよ。      友達1: 泣く。僕はまだ医者のままだ。 ワッパーとお金の数が見える。不気味な王に見せるな。バーガーキングのロゴが出現。

関連記事

最新記事