【株式市場】対中関税第3弾は想定内とされ先物の出尽し高とともに日経平均は一時257円高

2018年9月18日 12:06

◆日経平均は2万3342円85銭(248円18銭高)、TOPIXは1747.64ポイント(19.03ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億993万株

◆半年続いた上値2万3000円前後のもみ合い相場を完全に離脱

 9月18日(火)前場の東京株式市場は、日本時間の同日早朝にトランプ大統領が中国に対する関税上乗せの第3弾の発動発表が伝えられ、日経平均は52円安で始まった。しかし、新日鐵住金<5401>(東1)は高く開始。第3弾の対象品目や税率などは事前予想の範囲内とされ、株価指数の先物に懸念出尽しの買いが流入した模様。日経平均はほどなく上向き、急伸商状となって11時過ぎには257円83銭高(2万3352円50銭)まで急伸した。前引けも248円18銭高。ここ半年続いた上値2万3000円前後のもみ合いを完全に離脱した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 ジャストシステム<4686>(東1)が第1四半期の大幅増益など注目されてストップ高。メルカリ<4385>(東マ)は朝方の上場来安値、3000円の大台接近から切り返して反発高となり、応用技術<4356>(JQS)は河川氾濫分析などが注目されて連日大幅高。

 東証1部の出来高概算は7億993万株。売買代金は1兆2690億円。1部上場2108銘柄のうち、値上がり銘柄数は1602銘柄、値下がり銘柄数は425銘柄となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事

最新記事