台風21号の冠水等で機能停止した関空、完全復旧には時間がかかる見込み

2018年9月7日 11:32

maia曰く、 9月4日に西日本に上陸した台風21号の影響で、大阪などで高潮による潮位が観測史上最高を記録している(tenki.jp)。この高潮や強風の影響で関西各地には多大な被害が出ており、関西国際空港は冠水により機能停止する事態となった(NHK日経新聞)。

 陸に近いA滑走路(平均標高5m)は冠水し、駐機場も全域が水没、エンジンの一部が水に浸かっている旅客機も数機あり、水没している作業車両もある。第1ターミナルビルなど地下が浸水し、一部停電した。連絡橋は、午後1時半頃通行止めとなった直後、風で流されたタンカーが衝突して船橋が橋に食い込んだ(トラベルWatch)。橋は片側が破損、もう片側に損傷はないと思われるが、今のところ一般車両については通行止めのままとなっている。また橋に併設されているガス管も破損した。この影響で利用客や職員合わせて約5000人が空港島から出られない状況になっていた。

 6日午後には空港内に取り残された利用者らバスや高速線などでの移送がほぼ終わったとのこと(毎日新聞)。また、7日には浸水の影響を受けていないB滑走路を使った一部の旅客便の運行を部分再開するという(トラベルWatch日経新聞)。ただ電気設備や給油装置に被害があり、現状では燃料補充もできない状況とのことで完全復旧には時間がかかるようだ。

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