AIおよびビッグデータを活用した熱中症対策、ヤフーと東京都が実証実験
2018年8月2日 20:46
ヤフーは1日、AIと各種データを活用した熱中症予防に関する実証実験を、東京都と共に都内で開始すると発表。ヤフーのAI技術とビッグデータおよび官公庁のオープンデータを使い、イベント会場など人で混み合う場所における熱中症リスクの正確な予測を試みる。
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用いられるデータは環境省がサイト上で公開している暑さ指数とヤフーがもつ位置情報ビッグデータだ。暑さ指数とは主に気温、湿度、周辺の熱環境という3要素より算出される、熱中症予防のために考案された指標である。気温だけでなく湿度、また日射や地面、建物、身体から出る熱なども踏まえて計算される。
熱中症の危険は暑さ指数が高くなるほどに増し、特に指数が28度を超過すると患者数は顕著に増える。暑さ指数と気温の単位は同じだが数値は異なり、参考値を挙げれば気温31~35度は暑さ指数28~31度に対応する。
そして人で混雑する環境はこの暑さ指数の上昇要因となる。そこで位置情報ビッグデータより得た混雑情報と暑さ指数のデータを掛け合わせ、AIにて解析することで、約125m四方エリア単位での独自の熱中症リスク予測を行う。
例えば花火大会やテーマパークなど、イベント会場やその周辺といった混雑する場所でとりわけ上昇する熱中症リスクに対する精度の高い予測を目指す。
今回の実証実験は東京都がビッグデータ分析技術の活用方法などを検討する「熱中症予測実証実験」における取り組みの1つである。実証実験後はさらに検証および改善を重ね、東京都の熱中予防対策に活用していく。なおヤフーによるサービス化の可能性もあるとされる。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る)
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