【銘柄フラッシュ】業績予想を増額した東映アニメなど活況高となりパスは再び思惑含みの急伸

2018年7月30日 16:49

 30日は、イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東1)が東証1部の値上がり率1位となり、第1四半期の営業利益が期初に発表した通期見通しの7割を確保したことなどが注目されて朝から買い気配のままストップ高を続け、そのまま大引けで売買成立し23.4%高。

 2位はノムラシステムコーポレーション<3940>(東1)の18.9%高となり、6月に東証1部へ移籍したため翌月の終わりからTOPIX(東証株価指数)の算出対象になり、時期的に注目度が大とされて出直りを拡大。

 3位はアルゴグラフィックス<7595>(東1)の15.5%高となり、四半期決算などが材料視されて再び上値を追い、約2カ月ぶりに株式分割など調整後の上場来高値。

 パス<3840>(東2)は一時ストップ高の28.6%高まで上げて大引けは23.4%高。20日に急動意となる場面があり、取引終了後にブロックチェーン事業への進出を発表。翌日のストップ高以降、反落しても押しが浅く新事業への期待が根強いとされ、再び急動意。ヒガシトゥエンティワン<9029>(東2)は四半期決算の大幅増益などが材料視されてストップ高の19.8%高。

 メディアシーク<4824>(東マ)は7月決算に期待とされて17.1%高と一段高。サインポスト<3996>(東マ)はワンダーレジ(設置型AIレジ)の拡大期待が強い様子で8.5%高となり戻り高値。

 東映アニメーション<4816>(JQS)は四半期決算とともに通期業績見通しなどの増額も発表し、朝はストップ高の20.4%高で始まり大引けは18.1%高。リプロセル<4978>(JQG)は開発中の「ステムカイマル」について第2相臨床試験の実施が可能になったとの発表が注目されて4.9%高と大きく出直った。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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