日経平均は続落、決算シーズン控え先物主導で振らされる場面も/後場の投資戦略

2018年7月20日 12:25


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22652.42;-112.26TOPIX;1744.85;-4.74

[後場の投資戦略]

 来週25日の信越化<4063>、日本電産<6594>、ファナック<6954>などを皮切りに主力企業の4-6月期決算発表が本格化するため、朝方の市場では様子見ムードも窺えた。しかし、商いが薄くなっているだけに、日経平均は先物主導で振らされる場面も出てきやすいだろう。為替や中国を中心としたアジア市場、時間外取引での米株価指数先物などの動向を睨みながらの神経質な展開となりそうだ。中国・人民元安に加え、来週25日に米欧首脳会談が予定されていることなどから、米中・米欧の貿易摩擦への警戒感が再燃しやすい場面でもある。

 とはいえ、決算発表シーズンに入れば市場の関心は個別企業の業績動向に向かうだろう。なお、新興市場では来週からIPO(新規株式公開)が再開されるため、新規上場銘柄が賑わいを見せそうだ。(小林大純)《AK》

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