Team Audiが9戦に続いて優勝、フォーミュラE・第10戦スイス戦

2018年6月12日 09:08

 スイス・チューリッヒで2018年6月10日に開催された電気自動車の国際レース、フォーミュラE選手権の第10戦で、ディフェンディングチャンピオンであるTeam Audi Sport ABT Schaeffler(チーム・アウディスポーツ・アプト・シェフラー)のルーカス・ディ・グラッシが、記録的な大観衆が見守るなか、アウディに勝利をもたらした。

 1954年以来、スイスで国際的なレースが開催されたことは一度も無く、チューリッヒの金融街に設営された市街地サーキットには、国際的なモータースポーツの復帰を待ち望んでいた10万人以上の観客が詰めかけた。

 アウディのe-tronマシーン「Audi e-tron FE04」は、圧倒的な走りで大観衆の前で勝利。5番グリッドからスタートしたディ・グラッシは、18周目にトップに立つと、そのままライバルを寄せ付けない走りで優勝を飾った。39周目にチェッカーを受けた時点で、2位に入ったサム・バード (DSヴァージン・レーシング)とは7秒542の大差が付いていた。

 今回の勝利は、ディ・グラッシにとってフォーミュラE通算7勝目、2017/2018シーズンでは初めての優勝だ。

 チューリッヒ市長のコリーネ マウフから優勝トロフィーを授与されたディ・グラッシは、「最高のレースでした。本当に嬉しい。64年ぶりにスイスで開催された国際レースで優勝できるなんて、素晴らしいことです。今日のAudi e-tron FE04は圧倒的に速く、予選5番手から優勝することができた」

 ディ・グラッシは、今回の勝利でドライバーズランキング3位に浮上し、7月14日~15日にかけて2レースが開催される最終戦のニューヨーク(米国)の結果次第では、ランキング2位となる可能性を残している。ディ・グラッシは、レース前にチームと交わした約束を守り、チューリッヒ湖に飛び込んで歓喜を表現した。

 Team Audi Sport ABT Schaefflerにとっては、第9戦に続く2連勝、今シーズン3勝目。チームランキングでは、残り2レースを残した時点で、トップのテチーターとの差を11ポイント縮めて2位を維持している。

 今回のレースでは、さらなるポイント獲得のチャンスがありましたが、ネルソン・ピケJr.(ジャガー)によって阻まれていた。レース開始直後の1周目、前回のレースで優勝したTeam Audiのダニエル・アプトが駆るマシーンにネルソン・ピケJr.が追突。このアクシデントで、アプトはマシーンのリヤウイングを失った。

 アプトは予定外のピットストップを強いられ、ポイント圏外の13位でのフィニッシュ。ポイント獲得に至らなかった。(編集担当:吉田恒)

関連記事

最新記事