iPhone 6/6 PlusのBendgate問題、Appleは発売前から発生を予想か
2018年5月28日 09:55
「Bendgate」などと呼ばれて話題になったiPhone 6/6 Plusの曲がりやすさについて、Appleは通常の使用で曲がることはないと主張していたが、実際には発売前から発生を予想していたようだ(Motherboardの記事、Mac Rumorsの記事、SlashGearの記事、裁判所文書)。 この件はiPhone 6/6 Plusのタッチスクリーンが反応しなくなる「Touch Disease」問題に関するクラスアクション訴訟で明らかになった。Touch Diseaseはタッチスクリーンコントローラーとロジックボードをつなぐハンダのクラックにより発生するもので、iPhone 6/6 Plusの曲がりやすさが原因とみられている。証拠とされるAppleの内部資料自体は公表されていないが、Motherboardが入手した裁判所文書にLucy Koh判事がその一部を記載している。 裁判所文書によると、Appleは内部で実施したテストの結果、前モデルiPhone 5sと比べてiPhone 6は3.3倍、iPhone 6 Plusは7.2倍曲がりやすいと判断していたという。前世代の製品と比べて簡単に曲がってしまうことは発売前にAppleが最も懸念していたことの一つであり、問題の発生を予想していたらしい。 AppleはBendgateを技術的な問題ではないと主張していたが、次世代のiPhone 6s/6s Plusでは筐体のアルミニウム素材を6000番台からより強度の高い7000番台に変更し、曲がりやすい部分の厚みを増すといった変更も加えられている。Touch Diseaseについては2016年11月にはiPhone 6 Plusを対象とした「Multi-Touch修理プログラム」を開始しており、同年5月製造分以降では筐体が歪んでもチップがはがれにくいようにするため補強を追加していたという。 なお、この裁判所文書は訴状で定義する原告のクラスが法的要件を満たさないとしてクラスとしての承認を拒否する内容だ。原告側は再考申立を行うか、控訴する意向を示しているとのことだ。
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