カーリットホールディングスの18年3月期は増収大幅増益、純利益が96.9%増に

2018年5月16日 09:27

■各事業とも堅調に推移

 カーリットホールディングス<4275>(東1)は15日、18年3月期連結業績を発表し、売上高が前期比8.4%増の517億85百万円、営業利益が同50.1%増の20億28百万円、経常利益が同51.2%増の21億76百万円、純利益が同96.9%増の15億06百万円だった。

 セグメント別に見ると、化学品は売上高が前期比9.7%増の225億65百万円、営業利益が同40.0%増の10億84百万円だった。化薬分野では、自動車用緊急保安炎筒は、新車装着向けは微減、車検交換向けは増販、全体では増販だった。また、煙火材料は増販となった。受託評価分野では、危険性評価試験、電池試験とも増販した。化成品分野では、全体で減販。電子材料分野では、電気二重層キャパシタ用電解液とイオン導電材料は大幅な増販、セラミック材料分野では、全体で増販となった。

 ボトリングは売上高が同9.7%増の192億98百万円、営業利益が同57.2%増の5億92百万円となった。主力の茶系飲料は受注増と充填設備更新による生産の効率化で増販となったが、缶製品と炭酸飲料などの委託品は減販となった。

 産業用部材は売上高が同5.5%増の84億18百万円、営業利益が同6.5%増の2億31百万円だった。シリコンウェーハは、半導体市場の好況を受け増販。スタッド、ばね・座金製品も増販だった

 今期(19年3月期)連結業績予想は、売上高が前期比4.3%増の540億円、営業利益が同18.3%増の24億円、経常利益が同14.9%増の25億円、純利益が同0.5%減の15億円としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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