雪印子会社、牧草の種子で多数の偽装・不適切表示

2018年5月3日 18:25

 雪印メグミルク子会社の雪印種苗が、計51品種で商品名の偽装や表示違反を行なっていたことが明らかになった(NHK毎日新聞)。

 牧草用の種子などの商品で、表示とは異なる品種の種子を使ったり、ほかの品種を混ぜて販売していたという。この問題は2002年に発覚していたそうだが、公表せずに隠蔽を続けるとともに新たな偽装も行なっていたという。同社によると、問題があったのは「複数の種子を混ぜたうえで商品名を偽って販売していた」ものが2品種、品種を表示せずに販売していたのが50品種。

 2002年以前の偽装は記録などが残っていないというが、北海道新聞の取材に対し、1990年代前半にはすでに偽装が行われていたと元従業員が答えている。

 これを受けて、同社の赤石真人社長は引責辞任している(日経新聞)。

関連記事

最新記事