電通、人間的な日本語会話ができるAI「Kiku-Hana」開発 文字と音声に対応
2018年3月23日 17:02
電通は22日、日本語に深く通じたAIの自然対話サービス「Kiku-Hana(キクハナ)」を開発、提供開始したと発表。難解とされる日本語の意味を解析し、ユーザーが望む人間的で自然な適切な会話を行う。加えて文字と音声のどちらでも対応可能だ。
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キクハナはユーザーの発言に込められた意図や真意を把握する「聞く」力と豊かな表現で洗練された応答をする「話す」力に秀でたAIによる対話サービスである。データとなる学習用質問文例数が少なかったとしても、日本語の多様な表現を理解したうえで対応する。
例えば「横綱が負けた」というルールを1つ登録すれば、「土がついた」「黒星」などの表現も同じ意味だと判断することが可能だ。「アイテムの入手方法について」というルールを1つ登録した場合は、アイテムの後に「ゲット」「手に入る」「買う」などの表現が使われても登録されたルールと同じ内容だと解析する。
ほかに名詞や動詞、助詞の組み合わせから会話文の意味を解析することもできる。「渋谷で飲んだ」と言われれば渋谷は地名と解析し、「渋谷と飲んだ」と言われたら渋谷は人名と解析する。「スイカを食べている」なら食べ物を食べていると、「アルバイトで食べている」なら生計を立てるという意味だと判断する。
また、人間同士で会話している場合に起こるような言葉の抜けへの対応もできる。人間は質問が連続した時、「エジプトの人口は?」と聞かれた後「インドネシアは?」と続いても人口についての質問だとわかる。キクハナもこうした言葉の抜けを理解し、返答する。
さらに複数の事実から推論して応答したり、「いつ」「どこで」「誰に」といった特定の事柄に対する質問にも事実を基にした的確な答えを返す。これら以外にも実現可能な事は多い。
キクハナは高いコミュニケーション精度を誇るAIサービスとして、チャットボットやコールセンター、ロボットなどによる企業の顧客対応の自動化、高速化に寄与する見込みだ。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る)
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