ムサシ Research Memo(8):「業績に応じた利益還元」に基づき、2018年3月期の期末配当は見直しの可能性

2018年1月11日 16:14


*16:14JST ムサシ Research Memo(8):「業績に応じた利益還元」に基づき、2018年3月期の期末配当は見直しの可能性
■株主還元策

ムサシ<7521>は株主還元について配当によることを基本としており、「将来の成長のための内部留保の充実」と「業績に応じた利益還元」の2点を基本方針としている。具体的には、株主還元のベースとしての普通配当に、業績に応じた特別配当や記念配当を組み合わせる方式を採用している。

2018年3月期について同社は、普通配当としての年間24円配(中間配当12円、期末配当12円)の配当予想を期初に公表している。中間配当は当初計画どおり12円配を実施した。

一方で同社は、10月の衆院選を受けて2018年3月期通期業績見通しを上方修正した。通期の1株当たり利益見通しは、直前予想の67.44円(期初予想は52.93円だったが有価証券売却益の発生で9月27日に修正)から112.31円へと引き上げられた。弊社では2018年3月期の期末配当について、前述の配当の基本方針に則して見直しが行われる可能性が高いとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《HN》

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