芙蓉リース Research Memo(5):好調な不動産及び航空機を中心に営業資産残高を積み上げ

2017年12月13日 15:25


*15:25JST 芙蓉リース Research Memo(5):好調な不動産及び航空機を中心に営業資産残高を積み上げ
■業績見通し

2018年3月期の業績予想について芙蓉総合リース<8424>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比4.5%増の5,300億円、営業利益を同8.3%増の310億円、経常利益を同5.2%増の330億円、親会社株主に帰属する当期純利益を同2.6%増の205億円と増収増益を見込んでいる。

引き続き、好調な「不動産」及び「航空機」を中心とした営業資産残高の積み上げが業績の伸びをけん引する想定である。また、アクリーティブの連結化が期初から寄与することも上乗せ要因(約9ヶ月分)となる。

なお、上期業績が好調であったにもかかわらず、期初予想を据え置いたのは、急激な環境変化や不測の事態の可能性も念頭に入れ、保守的な判断によるものと考えられる。

弊社でも、上期業績の通期予想に対する進捗率が、売上高57.1%、営業利益56.3%、経常利益57.1%、親会社株主に帰属する当期純利益57.1%と高い水準となったことや、営業資産の積み上げを含め、同社の取り組みが順調に進展していることを勘案すれば、上振れの可能性にも注意が必要である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)《TN》

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