世界スパコンランキング、海洋研究開発機構の「暁光」が4位に
2017年11月15日 20:02
世界のスーパーコンピュータ性能ランキング「TOP500」2017年11月版が発表された。1位は前回(2017年6月版)と同じく中国の「神威太湖之光(Sunway TaihuLight)」、2位は中国の「天河2号(Tianhe-2、MilkyWay-2)」、3位はスイスの「Piz Daint」と変わらなかったが、新たに日本の独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の「暁光(Gyoukou)」が4位にランクインしている(PC Watch)。また、暁光はエネルギー効率の高いスーパーコンピュータランキングであるGREEN500でも5位にランクインしている。
また、5位、6位はそれぞれ前回4位・5位だった米国のTitanおよびSequoiaがランクイン。7位には新たに米国のTrinityが入り、8位は米国のCori(前回6位)、9位は日本のOakforest-PACS(前回7位)、10位は同じく日本の京(K、前回8位)。
新たにランクインした暁光は、1位の中国・神威太湖之光(1064万9600コア)を超えるコア数(1986万コア)を搭載しているのが興味深い。詳細スペックページによると製造者はExaScalerで、メインのプロセッサはXeon D-1571 16C 1.3GHz、OSはCentOSとなっているのだが、ExaScalerの発表によると、開発は同社とPEZY Computingが共同で行ったとのこと。また、実際の基幹プロセッサとしてはPEZY Computingが開発した「PEZY-SC2」を採用しているという。
PEZY Computingの発表によると、暁光では1プロセッサあたり1984コアを搭載するPEZY-SC2プロセッサを1万個搭載。また、ホストCPUとしては16コアのXeon Dを1250個(PEZY-SC2 8個に対し1個)使用しており、合計のコア数が1986万コアになるという。また、メモリは各Xeon Dに対しそれぞれ32GB、各PEZY-SC2に64GBで合計680TBだそうだ。消費電力は1350kW。
液浸冷却を採用しており、すべての電子回路が低温のフッ素系不活性液体(循環液)中で動作する。これによって高性能ながら低消費電力で、コンパクト、静音、設置施設の冷却不要といった特徴を実現しているとのこと(ExaScalerのカタログPDF)。
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