米衛星による北極と南極の海氷観測、40年間の記録が不具合で中断の危機
2017年11月11日 12:10
taraiok曰く、 米国雪氷データセンター(NSIDC)が1979年から40年間にわたって実施してきた観測衛星による「北極および南極の海氷指標」が中断される危機に陥っている。このデータは気候変動を知る上で重要なもの。しかし、マイクロ波センサーを使って氷の広がりを測定する米国の軍事衛星は8、11、14歳とすでに老朽化している。2014年に打ち上げられた比較的新しい衛星は不具合が発生。今月に入って制御不能になったという。同等のマイクロ波センサーを搭載した米国の衛星は予算が下りず、2022年代まで打ち上げの予定はない(Scientific American、SpaceNews、Slashdot)。
40年続けられてきた記録がいったん途絶えてしまえば、以前の記録と正確な比較ができなくなる。そこで、日本の「しずく」からマイクロ波センサーの海氷データを入手するテストを開始しているが、こちらも打ち上げから5年が経過している。新たな選択肢として中国の衛星からのデータ提供も検討された。しかし、米国議会は2011年以降、NASAの科学者が中国の科学者と協力することを禁止しているため実現不可能だと見られている。
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