アルプス電気は「ハプティック」に関する報道など材料に出直り強める

2017年10月17日 10:16

■「映像のなかで触った物質の触感を再現する技術を開発」と伝えられる

 アルプス電気<6770>(東1)は17日、出直りを強めて始まり、取引開始後に4%高の3160円(115円高)まで上げ、8月17日以来、2カ月ぶりに3100円台を回復した。為替の円安基調に加え、「映像のなかで触った物質の触感を再現する技術を開発」(10月17日付の日経産業新聞)などと伝えられている。

 報道によると、同社では「柔らかい物質や金属などを触ったときの感触を、コントローラーを通じて再現できるよう技術開発を進めている」(同)という。同社は、オンラインゲーム開発業界などで近年言われる「ハプティクス」(触覚を通じて情報を伝達する技術・学問分野:Weblio辞書より)に由来する「ハプティック」を日本、中華人民共和国、欧州で登録商標としており、注目されている。

 今期・2018年3月期の業績は、連結純利益などが2期ぶりに最高益を更新する見込み。テクニカル的には75日移動平均を上回ってきたため上値を追いやすくなるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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