神戸鋼は後場もストップ安売り気配続く、「かなり深刻ではないか」と不安感も

2017年10月10日 13:12

■本日はまだ値がつかず13時現在は売り約3240万株、買い144万株

 神戸製鋼所<5406>(東1)は10日、後場も売り気配のままストップ安の1068円(300円安)で始まり、今日は13時にかけてまだ売買が成立していない。8日付で、アルミ・銅事業部門の一部の製品について、検査証明書のデータの書き換え等を行うことにより、当該仕様に適合するものとして、出荷していた事実が判明したと発表。嫌気売りに押されている。

 13時現在の売買注文は、ストップ安の値段に売り注文が約3240万株、買いが同144万株。関連報道では、「アルミ部材データ改ざん、航空・車200社に供給、10年前から組織的に」(日本経済新聞10月9日付朝刊)などと伝えられ、部材や部品はトヨタ自動車<7203>(東1)をはじめとする自動車各社のクルマやJR東海(東海旅客鉄道)<9022>(東1)の新幹線車両、三菱重工業<7011>(東1)のグループ企業が開発中の新型ジェット旅客機「MRJ」、H2ロケットなどに使用されているとされたため、「かなり深刻ではないか」(市場関係者)と言った不安が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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