アイル 17/7期は増収・2ケタ増益、「CROSS-OVER シナジー」戦略により大きく伸長

2017年9月11日 16:32


*16:32JST アイル---17/7期は増収・2ケタ増益、「CROSS-OVER シナジー」戦略により大きく伸長
アイル<3854>は8日、2017年7月期連結決算を発表。売上高が前期比9.2%増の86.21億円、営業利益が同14.6%増4.32億円、経常利益が16.2%増の4.55億円、親会社株主に帰属する当期純利益が21.1%増の2.99億円だった。

同社グループは、商材を「リアル」と「Web」の両面から開発・提案し、顧客の企業力強化を図る「CROSS-OVER シナジー」戦略として取り組むことで、重視するストック型ビジネス商材の販売実績が大きく伸長し、利益体質の強化も図られている。

販売実績について、「リアル」面では、主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の商品力の強化を、業種別に継続して進め、販売面でもパートナー企業との連携に加え、東京、大阪、名古屋で「アラジンオフィス」の業種別セミナー及び展示会を開催することで、受注実績が順調に推移した。案件規模の大型化に伴い納期が長期化傾向にあるが、前期比で売上高は順調に増加した。
「Web」面では、複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」は、新たなショッピングモールとの連携開発を継続して取り組んでいる。既存の顧客から機能面の要望を収集し、迅速に新機能として商品力を向上させ販売実績を伸ばした。また、ネットショップと実店舗のポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」も、継続して販売実績を伸ばしている。

当連結会計年度も、製品の開発に注力しており、先行投資として、新たな技術の開発による市場競争力向上に向け、研究開発費を計上している。また、島根県松江市に新たな研究開発拠点(2017年10月開設予定)の開設準備、2017年6月には、ブロックチェーン技術の開発を行っているシビラとの資本業務提携を行った。

2018年7月期通期の連結業績については、売上高が前期比6.7%増の92.00億円、営業利益が同20.3%増の5.20億円、経常利益が同18.5%増の5.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が20.7%増の3.62億円を見込んでいる。《TN》

関連記事

最新記事