中国メーカー、AppleがMFiプログラムで反競争行為として提訴
2017年9月3日 22:03
iPhoneやiPadなどのアクセサリーを認証するMFi ProgramでAppleが反競争行為を行っているとして、中国の電子機器アクセサリーメーカー Pisenが北京知財裁判所にAppleや現地法人を訴えたそうだ(PisenのWeibo投稿、South China Morning Postの記事、The Registerの記事、Softpediaの記事)。 訴状(PisenのWeibo投稿に画像添付)ではAppleが市場での支配的な立場を利用してMFiによる認証を強制し、非認証製品を排除するなどして、消費者の選択を狭めていると批判。中国本土でのMFi Program中止や、1人民元(約17円)の損害賠償などを求めている。AppleはPisenのMFi認証申請に対して理由を示さずにたびたび却下し、オンラインストアに圧力をかけてPisenのMFi非認証製品を排除させていたという。訴状の受理を知らせるWeiboへの投稿では、MFi Programが製品の安全性を高めることはなく、Apple製品やアクセサリーの公正な競争を阻害しているとも述べている。 なお、訴状では原告側の訴訟に関する諸費用2,000人民元や弁護士費用400,000人民元の支払いも被告に求めている。The Registerの記事によれば、中国では少額の賠償金で大企業を訴えるケースが他にもあるようだ。