英国、銃やナイフの取り締まり厳しくするも硫酸など使用の傷害事件急増
2017年8月10日 15:25
あるAnonymous Coward曰く、 英国で、硫酸などの酸性物質を使った傷害事件が増加しているという(ロイター)。
酸性物質による傷害事件の増加は、銃やナイフの携行取り締まりを厳しくしたことが背景にあるのでは無いかとの意見がある。英国では下水の詰まりを溶かすための薬剤として強酸性物質が比較的容易に入手ができ、また所持に対する規制や取り締まりも緩いという。
英国で発生した酸性物質による事件件数は2015年が261件、2016年が431件。今年はすでに282件が発生しているそうだ。記事で紹介されている被害者の1人は暴行犯への復讐を企てる犯人によって「人違い」で硫酸を浴びせられ顔面が溶ける大けがを負ったが、これ以外にもイスラム系の男女の顔面などに酸性物質を投げつけたり、料理宅配サービスの配達員が襲撃される事件などが発生しているという。また、酸による傷は長期に渡って残るため、それを目的として使用する犯人も少なくないようだ(BLOGOSの記事)。