千葉大学、世界最小クラスのレーダー衛星を開発

2017年6月15日 07:43

northern 曰く、 千葉大の研究グループが、折り畳み式のアンテナを備えた世界最小クラスのレーダー衛星の開発に成功したそうだ(NHK千葉大学の発表PDF)。

 この衛星は重量が150kg以下と、既存の衛星と比べて大幅に軽いのが特徴。金メッキを施した金属製の細い糸を素材にしたメッシュと軽量化バネ材による骨組みを組み合わせてアンテナを作成することで、大幅な軽量化に成功したという。このアンテナはコンパクトに折り畳みが可能で、衛星の小型化もできるという。衛星の重量は打ち上げコストに直結するため、小型軽量化によるコスト削減が期待できる。

 また、独自に開発した円偏波合成開口レーダにより、雲や霧、煙などの影響を受けずに地球表面の監視が可能だという。

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