【業績でみる株価】スリープログループは17年10月期第2四半期累計が大幅増収増益で通期増額の可能性

2017年6月9日 13:44

 ITサービスや営業・販売支援、コールセンターなどのBPO事業を主力としているスリープログループ<2375>(東2)の17年10月期第2四半期累計連結業績は大幅増収増益だった。進捗率が高水準であり、通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価の反応は限定的だが、好業績を見直して上値を試す展開が期待される。

■17年10月期第2四半期累計が大幅増益で通期予想は増額の可能性

 17年10月期第2四半期累計(11月~4月)の連結業績は、売上高が前年同期比22.3%増の68億71百万円、営業利益が同29.2%増の2億41百万円、経常利益が同36.4%増の2億54百万円、純利益が同46.5%増の1億60百万円だった。

 主力のBPO事業が20.8%増収、20.2%増益と好調だった。通信キャリアの営業・販売支援サービスなどが好調に推移し、M&Aによる新規連結も寄与した。15年11月子会社化したアセットデザインのコワーキングスペース事業(レンタルオフィス事業)は利用企業数が増加し、37.2%増収、2.6倍増益と大幅伸長した。

 17年10月期通期の連結業績予想は、売上高が16年10月期比13.6%増の130億円、営業利益が同19.7%増の3億20百万円、経常利益が同18.1%増の3億14百万円、純利益が同1.3%減の1億72百万円としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.9%、営業利益が75.3%、経常利益が80.9%、純利益が93.0%と高水準である。通期会社予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は好業績を見直して上値試す

 株価の反応は限定的だ。ただし4月の直近安値781円から切り返して調整一巡感を強めている。週足チャートで見ると800円近辺が下値支持線の形だ。好業績を見直して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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