今後3~5年以内にニーズが高まる技術、技術者はIoTやJavaなどに注目

2017年5月9日 08:32

 近年、IT新技術の台頭が目覚ましく、例えばAIを実装した各種サービスなど、3年前には想像もつかなかった技術を日常的に活用する時代が到来している。今後もIT技術の革新は続くと考えられるが、これからニーズが高まるIT技術を占ううえで、それらの開発・運用に携わり、鮮度の高い情報を得ているIT技術者の予想が参考になる。人材サービスのVSNはIT技術者を対象に実施した、「今後、現場におけるニーズが高まると思うIT技術に関する動向調査」の結果を発表した。

 調査結果によれば、「ネットワーク・セキュリティ・運用」領域において、今後1年以内にニーズが高まると思う技術のトップは「次世代ファイヤーウォール」で昨年の2位から順位を上げた。また、今後3~5年以内では「100Gイーサ」や「5G」といった項目への回答数が目立つ結果となった。

 「開発ツール・方式・言語」領域について、今後1年以内にニーズが高まると思う技術のトップは「Java」で、こちらも昨年の2位から順位を上げている。2位の「IoT」については、今後3~5年以内についてはトップの回答数となっている。同じく3~5年以内での回答数では、「DeepLearning」や「データマイニング」が目立つ結果となった。「サーバ・ストレージ・データベース」領域では1年以内、3~5年以内ともにamazonのクラウドサービス「AWS」がトップとなった。

 以上の調査結果から、IT技術者の多くは本格的なIoTの普及を今後3~5年と見ており、これに伴うシステム構築の増加に関連して次世代ファイヤーウォールやJava、AWSのニーズの高まりを予想していると考えられる。「つながる社会」においては100Gイーサ、5Gといった大きなデータのやり取りが可能な通信技術だけでなく、センサーやトラフィックの分析を自動で行うための技術も必要となる。

 また、システム構築において最優先となるセキュリティ対策面での課題を抱える企業が多く、NRIセキュアテクノロジーズの実施した、東証1部・2部上場企業を中心とする3000社の担当者を対象にした調査によれば、9割近くの企業で情報セキュリティ人材が不足している事実が明らかになっている。こうした課題を補いつつセキュリティ強化を図るために、セキュリティの運用自動化を図る次世代ファイヤーウォールの導入が、企業や教育・研究機関などで進められているのが現状だ。今後もこうした新技術が、大企業や必要に迫られた機関から順次導入され、普及していくことが見込まれる。(編集担当:久保田雄城)

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