ラットの体内でマウスのすい臓を作製しマウスに移植することに成功
2017年1月31日 22:10
1月26日、東京大学および科学技術振興機構、日本医療研究開発機構がすい臓を欠損しているラットの体内でマウスの多能性幹細胞由来のすい臓を作製することに成功したと発表した(朝日新聞、Slashdot、Nature誌掲載論文)。
さらに、このすい臓から分離したすい頭を糖尿病モデルマウスに移植したところ、移植直後の5日間を除いて1年以上免疫抑制剤無しで正常な血糖値を維持できたという。
将来はヒトの臓器を動物でつくらせる研究につなげたいとしている。なお、Slashdotのコメントでハイスラム教徒やユダヤ人が豚から臓器移植を受けた場合、どう反応するかという疑問が提示されていて幾分興味深い。
昨今では移植対象とは異なる種を使って移植用の臓器を作製する試みがいくつか研究されているが(過去記事:遺伝子操作したブタの肺を「代替臓器」として人間に移植する試み、10年以内に実用化か、豚の細胞を人体へ移植する実験、ニュージーランドでゴーサイン)、別の種の動物に作らせた臓器を移植し、治療効果が確認されたのは初めてだという。
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