宇宙に長期滞在の宇宙飛行士、視力問題は微小重力の脳脊髄系混乱が原因

2016年12月3日 11:42

あるAnonymous Coward曰く、 以前、宇宙に長期滞在した宇宙飛行士21人に視力の問題が見つかるという話があったが、このような視力の問題は国際宇宙ステーション(ISS)の微小重力状態で髄液に変化が生じることが原因だという(AFPRSNASciencealertSlashdot)。

 調査によると、ISSの長期滞在者のうち3分の2近くが目の不調を訴えていたという。実際の症状としては眼球後部の扁平化や視神経の炎症などで、一部は地球に帰還してからも元に戻っていないそうだ。微小重力の影響で地球上よりも多くの髄液が脳に溜まり、脳脊髄系に混乱が生じたのが原因だという。

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