オバマ大統領、AIによる労働者への影響について語る
2016年10月22日 00:53
あるAnonymous Coward 曰く、米オバマ大統領が、MITメディアラボ伊藤穰一所長とWIREDの企画で対談を行ったそうだ(GIZMODOの抜粋記事)。
話題の中心になったのは、「AIによって労働者の仕事が奪われる」といった話。オバマ大統領は「AIは生活の隅々まで浸透するから、ハイスキルな人にはいいシステムだ。才能をテコに、マシンを駆使し、活躍の幅を広げることができる。逆に低賃金の単純労働者は余剰人員となる。機械に仕事を奪われないにしても、賃金は伸び悩むだろう」とし、AIに肯定的な姿勢を示している。また、これによって労働者が労働によって得られる富も変わるとし、ベーシックインカムについて今後議論が必要になるという見解も述べている。
また、コンピュータが人間よりも賢くなったときには「新しい社会構造」が必要になるともし、気を付けないと「そしたら人間なんてドラッグ漬けで太って笑って暮らすか、マトリックスのアレにされてしまう」などとも述べている(動画)。
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