中国の9月貿易統計悪化で減速懸念強まる

2016年10月14日 13:52


*13:52JST 中国の9月貿易統計悪化で減速懸念強まる
 13日発表の中国の9月輸出入額(人民元ベース)は、いずれも市場予想を下回ったことから、外為市場ではリスク回避的な円買いがやや優勢となった。9月の輸出額は人民元ベースで前年比-5.6%、輸入額は同比+2.2%だった。輸出額の減少は予想外との見方が多く、中国経済の失速に対する警戒感が再び広がった。

 9月の輸出額は予想を下回る低調な結果となったことから、19日に発表される中国の7-9月期国内総生産(GDP)の数値が注目されている。参考となる4-6月期の実績は前年同期比+6.7%で市場予想の同比+6.6%をやや上回った。鉱工業生産と小売売上高は順調だったことが成長を下支えしたようだ。

 7-9月期については、消費支出は順調であるものの、過剰生産能力を削減する取り組みが行われていることや輸出が伸び悩んでいることから、成長率はやや鈍化する可能性がある。現時点での市場予想は前年同期比+6.7%だが、予想を下回った場合、主要国の株式は弱含みとなる可能性がある。ただし、市場関係者の間では、年内米利上げ観測は後退せず、ドル・円は底堅い動きが続く可能性があるとの見方も出ている。《MK》

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