木村化工機が「高速増殖炉もんじゅ存続厳しく」など材料視され急伸

2016年9月14日 11:22

■日米の金融政策会議を通過するまで材料株物色の色彩が強まるとの見方

 木村化工機<6378>(東1・売買単位100株)は14日、急伸相場となり、11時にかけて一時25%高の380円(75円高)まで上げた。11時を過ぎても東証1部銘柄の値上がり率1位を競っている。「核燃料輸送容器」「核燃料濃縮関連機器」「放射性廃棄物処理装置」などの大手で、今朝、「高速増殖炉もんじゅ、存続厳しく、経産省が廃炉容認、文科省は再稼働譲らず」(日本経済新聞・朝刊)などと伝えられたことが起爆剤になったと見られている。

 一過性の株価材料で上げた形だが、全体相場を見渡すと、当面最も重視されている相場材料が日本時間の20日から21日にかけて日米で重なる金融政策関連会議(日銀の金融政策決定会合、米国の金融政策会合に当たるFOMC:米連邦準備制度理事会)の雰囲気が強い。これに向けて主力株には様子見ムードが強まることが予想され、この間は個別物色、材料株物色の色彩が強まるとの見方が出ている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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