百貨店売上、回復基調も外国人爆買は大きく減少
2016年8月19日 20:32
日本百貨店協会が19日に発表した7月の全国百貨店売上高概況によると、7月の売上高は前年同月比で0.1%減と5カ月連続のマイナスだったものの、同マイナス3.5%だった6月よりは改善を見せた。
同協会では改善傾向について、堅調だった中元商戦や好調に始まったクリアランスにより、入店客数が昨年12月以来7カ月ぶりに前年同月を上回ったことを挙げている。国内購買客売上(シェア97.4%)が、入店客数増などにより同0.6%増と、2015年10月以来9カ月ぶりに前年同月を確保した。
外国人旅行者(シェア2.6%)は、購買客数は同13.7%増と継続して拡大しているが、購買単価の下落により売上高は同マイナス21.0%と大きく前年割れした。