ヒルトンホテル、ポイントプログラム会員にフィッシングメールそっくりの電子メールを送る
2016年8月14日 22:40
やや旧聞になるが、ヒルトンホテルが7月下旬、ポイントプログラム「Hilton HHonors」の会員あてにフィッシングメールにしか見えない文面の電子メールを送信し、HHonorsのITサポート担当までフィッシングメールだと判断する事態になっていたそうだ(Lenny Zeltser氏のブログ記事、The Registerの記事)。 この電子メールは「重要なメッセージ」のような件名で、冒頭のあいさつは会員のファーストネームのみ。本文は、あなたのアカウント情報が正しいかどうか確認したいので、Hilton HHonorsアカウントにログインして電子メールアドレスや住所、電話番号、受信する電子メールの選択を確認してほしいという内容だ。このほか、アカウントレベルやポイント数が記載されており、「ACCOUNT LOGIN」「UPDATE NOW」といったリンクも用意されている。 このメッセージを受け取った会員が正規のものかどうかHilton HHonorsのTwitterアカウントに質問したところ、HHonorsチームが送ったものではないので、アカウント情報を入力しないように警告されている。米NCRのLenny Zeltser氏はブログ記事で企業から送られた電子メールの良い例と悪い例を挙げ、フィッシングメールそっくりの正規のメールが増えると顧客の判断が鈍るので避けるべきだと述べている。 なお、元記事は正規の電子メールだった前提で書かれているが、そう判断した理由には触れられていない。Twitterでは別のユーザーが電子メールヘッダーのスクリーンショットを投稿し、Hiltonから送られたものかHiltonがハックされたのかどちらかだとコメントしているが、この件に関するHHonorsからの続報は出ていない。 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | ビジネス | セキュリティ | 通信 | 変なモノ | プライバシ
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