雲の中での推移で方向感は掴みづらい/ランチタイムコメント
2016年6月7日 12:14
*12:14JST 雲の中での推移で方向感は掴みづらい
日経平均は反発。59.82円高の16639.85円(出来高概算7億8000万株)で前場の取引を終えている。米株高や円高一服を背景に買い先行で始まった。ただし、米国の上昇に対してはイエレンFRB議長講演を受けた早期利上げ観測の後退によるところもあり、評価も限られている。
そのため日経平均はシカゴ先物にさや寄せする格好から16650円を回復して始まったが、その後は16600円を挟んでの25日線レベルでのもみ合いが続いている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、過半数を占めている。規模別指数は小幅ではあるが、大型、中型、小型株指数いずれも上昇。セクターでは原油相場の上昇の流れから、鉱業が上昇率トップ。一方で、空運、パルプ紙、情報通信が冴えない。
日経平均は25日線レベルでの値動きをみせている。下ひげを残す格好で踏ん張りがみられているが、一目均衡表の雲の中での推移であり、方向感は掴みづらいであろう。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>の下落影響をファナック<6954>、TDK<6762>が下支えする格好。インデックスに絡んだ商いの影響を受けやすい需給状況であろう。
週末に先物オプションSQを控えているほか、来週の日銀の金融政策決定会合では追加緩和政策への期待等もあり、積極的なポジションは取りづらいところであろう。方向感も掴みづらいという中では、個別の材料を手掛かりとするほか、足元調整をみせていた中小型株などでの短期的な値幅取り狙いに向かいやすいであろう。(村瀬 智一)《AK》