前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後はイエレン議長の講演待ち状態に

2016年6月6日 08:23


*08:23JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後はイエレン議長の講演待ち状態に

6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:売り一巡後はイエレン議長の講演待ち状態に
■外資系証券の注文動向:差し引き420万株の売り越し
■前場の注目材料:国交省、全国の空き家や空き地の情報を集約

■ 売り一巡後はイエレン議長の講演待ち状態に

雇用統計の結果を受けた米国市場や為替市場の反応に週初は振らされることになる。非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比3万8000人増と、コンセンサス(16万人増)を大きく下回り、雇用減少に歯止めが掛かった2010年以降で最も少ない増加数にとどまった。失業率は4.7%に低下したが、労働人口の縮小を浮き彫りにしたとも捉えられている。

3日の米国市場は、これが嫌気されるものの、結果的には6月利上げの可能性がなくなったとの見方から、NYダウは30ドル安程度の下げにとどまっている。一方で、円相場は1ドル106円台に突入し、シカゴ日経225先物清算値は16330円と、大阪比で300円超の下落となっている。週明けの日本株市場はこれにさや寄せする格好から、波乱含みの相場展開を余儀なくされよう。

6日にはイエレンFRB議長の講演が予定されており、利上げのタイミングを見極めることになりそうだ。今回の統計で市場が予想する利上げ時期として6月の可能性が消えたことはほぼ確実だが、7月の可能性は排除できないとみられている。また、9月に先延ばしとの見方もされているなか、イエレン議長の講演が注目される。そのため、売り一巡後の自律反発は期待しづらく、こう着感の強い相場展開になりそうだ。


(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き420万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1010万株、買い590万株、差し引き420万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。


5月30日(月):50万株の買い越し
5月31日(火):590万株の買い越し
6月01日(水):670万株の買い越し
6月02日(木):140万株の売り越し
6月03日(金):560万株の売り越し


■前場の注目材料

・NYダウは下落(17807.06、-31.50)・NY原油(48.62、-0.55)
・4月主要都市の地価、9割上昇
・国交省、全国の空き家や空き地の情報を集約
・クボタ<6326>、NTT<9432>と無人運転農機などの開発で提携
・三井物産<8031>、トラックのリース事業に参入

☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし


<海外>
・米中戦略・経済対話(7日まで、北京)《WA》

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