【株式市場】G7各国の景気拡大策などに期待あり日経平均は2日続伸

2016年5月20日 16:03

◆日経平均の終値は1万6736円35銭(89円69銭高)、TOPIXは1343.40ポイント(6.84ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億8727万株

 20日後場の東京株式市場は、本日から始まった主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議によって各国が財政出動をともなう景気拡大策を合意する可能性などが言われ、トヨタ自動車<7203>(東1)は大引けにかけて一段ジリ高。日経平均は13時過ぎに一段強含んで124円21銭高(1万6770円87銭)まで上昇。大引けも堅調で2日続伸となった。主な株価指数は総じて高い。

 ただ、G7会会合の推移によっては週末や週明けの円相場が変動するリスクがあるため、主力株を避ける様子も少なくないもよう。ノーリツ鋼機<7744>(東1)は子会社が心臓内幹細胞の再生医療に関する治験開始の発表などを好感して連日大幅高。セントラル警備保障<9740>(CSP)(東1)は伊勢志摩サミットに向けた需要などが言われて続伸。ぷらっとホーム<6836>(東2)は位置測位可能なIoTソリューションが好感されて2日連続ストップ高。カヤック<3904>(東マ)は株式分割などが好感されて高い。

 東証1部の出来高概算は18億8727万株(前引けは8億9501万株)、売買代金は1兆8831億円(前引けは8637億円)。1部上場1952銘柄のうち、値上がり銘柄数は1332(前引けは1222)銘柄、値下がり銘柄数は481(同560)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、繊維製品、その他製品、ガラス・土石、情報・通信、その他金融、保険、不動産、輸送用機器、などとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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