【株式市場】好業績でも重い銘柄が目立ち日経平均は7日ぶりに反落

2015年10月8日 15:54

◆日経平均の終値は1万8141円17銭(181円81銭安)、TOPIXは1481.40ポイント(11.77ポイント安)、出来高概算(東証1部)は23億1154万株

 8日後場の東京株式市場は、昨日四半期決算を発表したイオン<8267>(東1)やファミリーマート<8028>(東1)、ローソン<2651>(東1)が好数字にもかかわらず重いとされて様子見気分が強まり、日経平均は次第に下値を探る展開のまま大引け間際に201円30銭安(1万8121円68銭)まで下押した。7日ぶりに反落。前引けは小高かった東証マザーズ指数も反落し、主な株価指数はすべて安い。

 材料株を探す動きが強まり、共栄タンカー<9130>(東1)などが業界再編の思惑などで上げ、日本アジア投資<8518>(東1)はビッグデータ解析企業への出資などが好感されて大幅続伸となり、モバイルクリエイト<3669>(東1)は介護ベッド用見守り通信サービスなどが材料視されて出直りを拡大。DNAチップ研究所<2397>(東2)は今年のノーベル化学賞がDNAの修復メカニズム発見者に決定したことが言われて急伸。阿波製紙<3896>(東2)はマイクロフィルターなどが期待とされて一時ストップ高。レイ<4317>(JQS)は6日に発表した四半期決算などが好感されて大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は23億1154万株(前引けは12億3887万株)、売買代金は2兆6182億円(同1兆3022億円)。1部上場1899銘柄のうち、値上がり銘柄数は569(前引けは516)銘柄、値下がり銘柄数は1235(同1267)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、海運、鉱業、不動産、鉄鋼、証券・商品先物、などとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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