NEC、ビッグデータ処理の米ホートンワークスと協業

2015年9月1日 11:50

 日本電気(NEC)は1日、米ホートンワークス(Hortonworks)とビッグデータ(大規模データ)を効率的に分散処理するソフトウェアの分野で協業すると発表した。

 ホートンワークスは、大規模データを分散処理・管理するソフトウェア「Apache Hadoop」のディストリビュータで、法人向けに「Apache Hadoop」のディストリビューションパッケージである「Hortonworks Data Platform(HDP)」と「HDP Support Subscription」を提供している。アジア市場では、戦略的パートナーとの協業を通じたサービスの提供を検討していた。

 今回の協業で、NECは国内で初めて「Hortonworks Data Platform」に関するホートンワークスの専門サポートサービスである「HDP Support Subscription」を10月に販売開始する。

 HDPのうちバッチ処理に関するコンポーネントを提供する「Enterprise」、バッチ処理に加えリアルタイム処理に関するコンポーネントまでを提供する「Enterprise Plus」の2種類のコースから選択可能で、ユーザのニーズに合わせたHadoop実行環境を実現するという。

 NECとホートンワークスは今後、信頼性の高いHadoopディストリビューションや、Hadoopに関するビッグデータ解析プラットフォームソリューションの実現に向けた連携を深めていくとしている。

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