国際宇宙ステーションの宇宙飛行士、宇宙で栽培した野菜を初めて試食
2015年8月11日 21:09
headless 曰く、 国際宇宙ステーション(ISS)滞在中の宇宙飛行士が10日、ISSで栽培した野菜を初めて試食した(Intl. Space Stationのツイート、ISS Researchのツイート[1]、[2]、[3])。
試食したのはNASAのスコット・ケリー宇宙飛行士とチェル・リングレン宇宙飛行士、JAXAの油井亀美也宇宙飛行士という、第44次長期滞在クルー3名。中部夏時間午前11時46分、収穫したレッドロメインレタスを消毒後、3名がそれぞれ1枚ずつ手に持って試食した。なお、最初は味付けなしで一口食べ、次にオリーブオイルとバルサミコ酢で味付けして食べている。
ISSでは微小重力状態での植物の成長を研究するため、2002年から植物栽培装置を導入して実験を続けているが、栽培した植物を試食するのは今回が初めてだという。今回レッドロメインレタスの栽培に使用したのはOrbital Technologiesが開発した「Veggie」と呼ばれる栽培装置で、赤・青・緑という3色のLEDで光を当てて植物を育てる仕組みになっている(NASA、The Verge)。
ISSでのVeggieを使用した最初の実験は2014年に行われ、33日間かけて成長したレッドロメインレタスは分析のため地球に送られていた。今回試食したレッドロメインレタスは2回目の実験で栽培されたもの。7月8日にケリー宇宙飛行士が種を含んだ「pillow」と呼ばれる小さなマットを装置にセットし、33日後に収穫している。
宇宙船内での持続的な食糧供給を可能にすることは、火星探査など長期間にわたる将来の探査ミッションで重要な役割を果たすだけでなく、宇宙飛行士のレクリエーションとしても活用できる。また、新鮮な食品を口にすることは、宇宙飛行士の精神衛生面でも良い効果をもたらすとのことだ。
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