彗星の特徴は地球外微生物の活動によるもの?
2015年7月10日 15:01
あるAnonymous Coward 曰く、 ESAの水星探査機ロゼッタおよびフィラエによって詳細な観測が行われている「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」だが、英大学の研究チームは6日、同彗星の奇妙な外観や有機物といった特徴は、彗星に地球外微生物が存在しているためではないか、という新説を発表した(AFPBB)。
探査機によるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の観測では、氷の湖を覆う黒い外殻や底が平らのクレーター、表面に点在する大きな岩などの特徴的な地形が発見されている。複雑な有機物質も検出されており、表面の黒い層はこれら有機物質ではないかと推定されている。
研究では、彗星におけるガスの噴出が本来昇華を起こせないはずの距離で始まったことに着目。これは微生物の活動により表面下に高圧ガスのポケットが形成され、そこから有機物質が噴出し彗星表面に再供給されているためではないかとの説が掲げられている。同彗星の表面に、割れ目が塞がれたり岩が動かされたりした痕跡がみられることにも言及されている。
研究チームではまた、この微生物が液体の水を用いている可能性を指摘。彗星が太陽に近づくにつれ、表面の氷が融けだして雪のような状態となるため、この微生物は太陽に近づくにつれ活発化するはずだとも述べている。
近年ではエウロパなどの氷天体での生物の可能性が言及されているが、微生物とはいえ小さな彗星上でも生命活動が行われているとなれば、これまでの宇宙観を大きく塗り替える発見になるであろう。今後の調査に期待がもたれるところである。
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