冥王星到着間近の探査機「New Horizons」、トラブルで「セーフモード」に陥るも復旧
2015年7月7日 21:21
あるAnonymous Coward 曰く、 7月14日の冥王星フライバイを間近に控えたNASAの探査機「New Horizons(ニュー・ホライズンズ)」だが、到着まで残り10日を切った7月4日に原因不明の通信途絶が発生した。その後復旧したものの、観測が行えないセーフモードに陥ってしまっているという(NASAのプレスリリース、Sorae.jp、47News)。
New Horizonsは2006年の打ち上げ後、9年以上もの歳月をかけて太陽系の果ての冥王星へと向かっている。記事によれば、4日午後に何らかの原因から通信が途絶、この間に問題を検知した探査機により自動的にメインのコンピュータからバックアップへの切り替えが行われたという。現在はテレメトリーは送信されており、また機体の破損などを示す兆候はないが、依然セーフモードからは脱しておらず、このままでは観測機器が動作しないとのこと。
冥王星の観測は、近くを通過するフライバイで行う予定のため、観測機会は14日の再接近の一度きりしかない。NASAは大至急で復旧に向けた作業を進めているが、探査機との通信は往復で9時間かかるため、復旧に時間がかかる可能性が危惧されている。
なおDiscovery Newsなどによると、6日にセーフモードから無事復旧できたとのことで、来週のフライバイについては予定通り実行されることになったようだ。
NASAのプロジェクトマネージャによると、New Horizonsはメモリを解放するためにストレージ上のデータを圧縮する作業を行っていたそうだが、プロセッサ負荷が大きい状態でそれと同時にストレージに新たな制御命令を書き込む作業を行ったためにコンピュータがクラッシュしたという。ちなみにNew Horizonsがセーフモードになり自動復旧が行われたことは以前にもあったそうだ。
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